基本的に、1打で1カナを打つものです。キーが足りない分はシフトで補います。
ぬふあうえ おやゆよわほへー
たていすか んなにらせ゛゜
ちとしはき くまのりれけむ
つさそひこ みもねるめろ
<シフト>
○○ぁぅぇ ぉゃゅょを○○○
○○ぃ○○ ○○○○○○「
○○○○○ ○○○○○○」
っ○○○○ ○○○○○○
日本で2番目に普及しているであろう配列。4段使用。行ごとにある程度まとめて配置することで覚えやすさにも配慮。また濁点を右、濁音化できる清音キーを左に置くことで左右交互打鍵率を高めている。大正時代のタイプライター用配列が元になっているので、その後の新配列に比べると効率的とは言えないが、多くの環境で使える利点は大きい。
JISに制定された経緯はこちらが詳しい。
キー配列の規格制定史
日本編 ―― JISキー配列の制定に至るまで (安岡 孝一)
○ふあうえ おやゆよわほ
たていすか んなにら゛。
ちとしはき くまのりれ
つさをひこ みもねるー
<シフト>
○○ぁぅぇ ぉゃゅょ○○
○○ぃ○○ ○○○○゜・
12345 67890
っせそへけ むめぬろー
JISかなの前身。「けせへぬむめろ」がシフト側。菱に設定ファイル同梱。
そけせてょ つんのをりち
はかしとた くういきな
すこにさあ っる、。れ
<シフト>
ぁ゜ほふめ ひえみやぬ「
ぃへらゅよ まおもわゆ」
ぅぇぉねゃ むろ・ー○
1999年に「使用実態がないため廃止」された不遇な配列。 高校教科書データを元に作られ、とくに漢語の多い文章に強い。
2chにてより現代語・口語にあった配列が研究されていたりする。新JISを元に中指プリフィクスシフトの「月配列」が生まれた。菱に設定ファイル同梱。
ょてとこは っくうるらー
すか☆きた んれ☆゛ろり
さしなのに いつ。、めえ
<シフト>
ひけぇほへ ゃまそもぃ「
ぁよゅや゜ ・ふちむぉ」
ぅせあわゆ ねみをおぬ
中指シフトが特徴的で、英語やローマ字と似た感覚で打てる。左右の手、各指の使用頻度バランスと左右交互打鍵を重視してある。特に小指の負担が軽い。その分下段の使用率が高い。菱の標準配列。
月(2-263式)
そこしてょ つんいのりち
はか☆とた くう★゛きれ
すけになさ っる、。゜・
ぁひほふめ ぬえみやぇ「
ぃをらあよ まおもわゆ」
ぅへせゅゃ むろねーぉ
「新JIS」の下段使用率(同手跳躍)の低さと「花」の文字キー領域だけで打てるという中指プリフィクスシフトの利点を組み合わせた配列。名前の由来は「花鳥風月」から。詳細・設定ファイルは中指新JIS配列「月」。
。かたこさ らちくつ,、
うしてけせ はときいん
.ひすふへ めそねほ・
<同手シフト>
ぁえりゃれ よにるまぇ
をあなゅも みおのょっ
ぅーろやぃ ぬゆむわぉ
<逆手シフト>
○がだござ ぱぢぐづぴ
ヴじでげぜ ばどぎぽっ
○びずぶべ ぷぞぺぼ○
日本で3番目に普及しているであろう配列。あまりの速さにコンテストでいつも優勝し、コンテスト自体が廃止になった、という逸話もあるらしいが、最近は速さよりも「楽に気持ちよく打てる」という主張が多い。濁音・半濁音も1動作で打てるところが気持ちよさの所以だろう。下段率が低い分シフトが多い。熱烈な支持者がいる反面、色々と批判も多い配列。
名前の由来はNIhongo nyu^ryoku COnsortium LAyoutから。
らるこはょ きのくあれ
たとかても をいうしんー
まりにさな すつ、。っ
<同手シフト>
ひそ・ゃほ えけめむろ
ぬねゅよふ おちーみや
ぇぉせゆへ わぃぁ゜ぅ
<逆手シフト>
びぞごばぼ ぎげぐ○ゐ
だどがでぶ ゛ぢヴじゑ
ヵヶぜざべ ずづ,.ゎ
親指でシフトだが同時打鍵ではないらしい。専用キーボードは事実上入手不可なので文字部分だけエミュレートする形になる。濁音が逆方向(クロス)シフトと言うのはニコラと同じ。文字の配列は新JISと共通する部分がある。
一つのキーに三つの文字が配置されているのはNICOLAやTORONと同じだが、飛鳥の場合その三つに何の関連もない。
多くの新配列が特に漢語への対応に留意しているのに対し、飛鳥では「やまとことば」も打ちやすくなるように設計されている。また、親指2シフト式配列では人差し指を伸ばして打つ"RTYU"のキーは打ちづらいとし、低頻度に設定している。その他独自の設計思想に基づき、シフト率・右手の使用率が高くされている。NICOLAと違い、同時打鍵だが連続シフトし、それを前提に設計。
配列変更アプリケーション「姫踊子草」「繭姫」に入っている配列。親指シフトだがシフトキーが一つでいいのでキーボードを選ばない。
親指と文字キーの同時打鍵のほかに、中指と、反対の手の文字キーとの同時打鍵、さらには隣り合う2キーの同時打鍵にも文字が割り振られている。例えば d=け、f=と、d+f=っ。d+k=ら、など。
。かたこさ らちくつ,、
うし☆けせ はと★いん゛
.ひすふへ めそねほ・
<シフト>
ぁえりゃれ よにるまぇ「」
をあなゅも みおのょっ゜
ぅーろやぃ ぬゆむわぉ
て=DF
き=KJ
原型はその名の通りNICOLA。「花」の中指シフトに感化されて作られた。NICOLAと違いキーボードを選ばない。クロスシフトでニコラのストレートシフト。ストレートシフトは使わず濁音キー・半濁音キーを使用。ニコラは元々シフトが多いため、中指前置シフト打鍵数がローマ字並に増えるが、下段率が低く中指使用率が高い。
ワープロ専用機や電子辞書に搭載されていることがある。規格があるわけではないので細かい仕様は実装次第。打ちやすさよりも取っつきやすさに重点を置いている。
なにぬねの あいうえおゃゅょ
はひふへほ かきくけこ゛゜
まみむめも さしすせそんわ
らりるれろ たちつてとを
<シフト>
!○○○っ ぁぃぅぇぉやゆよ
○○○○○ ○○○○○○「
○○○○○ ○○○○」ー○
○○○○○ ○○、。?・
多くの50音配列が左手を多用するのに対し、良く使う文字を右手に配置したもの。「やゆよ」をシフト側に、「ゃゅょ」をシフト無し側に置いてある。初心者の一本指にも向く。
のねぬにな っあいうえお
ほへふひは ゜かきくけこ
ろれるりら ゛さしすせそ
をわよゆや んたちつてと
※シフト時は「マ行」および「しょう」「どう」など、頻出する文字列を出力
特許が成立しているらしい。これも50音配列の初心者向け配列。とくに「高齢パソコン弱者」を意識している。シフトを併用することでよく使う「しょう」などを一動作で打てるようにし、打鍵数を減らす工夫も。
JISかな+
<シフトなし>
旧JISと同じ
<シフトあり>
「」ぁぅぇ ぉょゅゃを?!〜
むろぃう゛ ゜うぬろむ 「
へょゅゃっ っゃゅょを 」
っふほひえ おや、。・
JISかな改
<シフトなし>
へふほひえ おやゆよわ、。
けてのする みなにられをー゜
たとしかき くんいうつ゛
せさそはこ もまありめ
<シフトあり>
ぁぃぅぇぉ くんいうつ
むろぬね゛ ゜ねぬろむ「」
ちょゅゃっ っゃゅょち
へふほひえ おやゆよわ
旧JISを改造した配列。見た目にわかりやすいらしい。旧JISでは何も配置されていない場所(シフト側)を活用する。
配布されているファイルはMac用。必要ならWindowsでも菱などで実装できる。
<シフト無し>
・づてになつぁすせのもぃ?
ふはか、しきるう。いくょ
ちがまとこでっんたらえゅ
「(へれりをーおぬ)」
<中指シフト>
ぅぴぎあじゆぇずだめほぉ!
ぜよそみわごぼやみゃけべ
ぞばどねひぷろむさぶげぱ
無無ぽぺびヴざぐぢ無無
4段使用で、頻度や交互打鍵に留意された(最適化された)配列。いわゆる「かにホームポジション」を使う。「かに」とはJISカナで「か」と「に」の位置に人差し指を置くホームポジションのこと。この配列で言えば句読点にそれぞれ中指をおく。これによって、両手の受け持ち範囲がほぼ等しくなる。
シフトは中指で、同時打鍵+連続シフトする。最下段は主に親指で押す。
*05/07/14 最下段に親指を使わないバージョンも発表されている。
新JIS配列・月配列をベースに、姫踊子草配列のような文字キー同時打鍵を取り入れて作られた配列。姫踊子草用定義ファイルが用意されている。
NICOLA配列を基に、TRONや飛鳥も参考に改良された配列。なるべく狭い範囲で多くの打鍵が出来るようにしつつ、交互打鍵率・非シフト率を高めている。各指のバランスにも気を遣い、中段率も高い。連続シフトは採用していない。
親指ひゅんQ用設定ファイルが用意されている。
月配列や花配列と同種の、前置シフトカナ配列。濁点後置ではないのは星配列に近い。
ホームポジションとその周辺の、打ちやすいキーのみを使うことを目指して作られた。花や月よりも打鍵範囲が狭い。その分打鍵数は若干増えている。
野分氏はさくら配列やさいころえんぴつの作者でもある。さいころえんぴつ用設定ファイルが用意されている。
花配列を使い始めた作者が、独自の中指前置シフト配列に手を出し、その後親指2シフト同時打鍵を採用して作られた配列。
シフト率が低い。清音と濁音はバラバラに配置(清濁分置)されており、いくつかの頻度の高い濁音は単打(シフト無し)で打つ。小指使用率は低めに、その他の指はほぼ満遍なく使用する。
中指前置シフトから、試行錯誤を経て現在の親指2シフト同時打鍵へ至る過程が詳細に記録されているのが面白い。「やまぶき」用設定ファイルが用意されている。
07/01/04
更新
03/07/22 より