文字キー領域外のシフトキーを、小指や親指で打鍵するもの。
小指で、普通のシフトキーを使う新JIS。
旧JIS同様、小指のシフト。旧JISの場合、左のシフトの頻度は高い(「ゃゅょ」及び句読点)。右シフトキーを使う文字は「ぁぃぅぇぉっ」だが、「っ」も左小指でシフトを押しながら、薬指で「Z」を押す、と言う人も多く、右シフトキーは左シフトキーに比べると使用頻度が低い。
それに対し、新JISは右手側も左手側も満遍なくシフトを使う必要があるため、右小指シフトもよく使う。右シフトは遠いため、「バックスラッシュ」等をシフトキーに割り当てる方法もある。
小指は、親指に比べて力が弱く疲れやすいが、親指よりも機敏に動く。EnterやBackSpaceを他のキー(指)に担当させてトータルでの小指の疲労度を抑えることも出来る。
スペースキーをシフトとして使うもの。
親指は力が強いので、連続シフトが続いても疲れにくい。他の指に比べて機敏ではないため、 押し離しがやりづらく、シフトをかけたくない打鍵にシフトがかかってしまう恐れはある。また、シフトと変換をスペースキーに掛け持ちさせる場合、意図せぬ変換がされてしまうことも。
センターシフトで、「変換機能」と「シフト」を掛け持ちさせたときに余計な変換がかかってしまう欠点を解消するために、変換には「変換キー」を使う方法や、「変換キー」「無変換キー」を専用のシフトとして用いる方法もある。
文字配列自体を改変・改良したものはあまり発表されていない。
中指前置シフトを採用した配列。
にちゃんねるの新JIS・月スレッドで生まれた配列。
濁点、句読点はベースである新JIS配列から動かさず、ストレートシフトは利用しない、と言う条件の下作られた。これをベースに改造している人も多い。オーソドックスな配列。
月2-263をベースに、新たに両薬指を濁音用に前置シフトとしてつかう。句読点も動かす。同手シフトは使わない。
2-263では、一つの文字に最大3打鍵を要する。シフト側文字に濁点・半濁点がつく場合だ(「ぴ」など)。Ux版ではこれを嫌い、すべてのカナ文字が2打以内で入力できるようになっている。
また、右手の小指の範囲を削り、「@キー」を使わない。その代わり、句読点は「中指シフト+スペース」という打鍵になっている。(U9版RCでは句読点にもスペースキーは使わないが、2打鍵。)
左薬指がシフトに追加されていることもあり、同手跳躍が若干増えているらしい。
2-263をベースに、頻出する拗音も2打で打てるようにしたもの。4つのシフトキーを使い、6つのシフト状態が存在する。同手シフトも低頻度で使用する。
右手小指の範囲はUxよりもさらに狭く、「コロン」も使わない。その分一打で打てるカナ文字種は減っているが、2-263で4打かかる拗音が2打で打てる等、トータルでの打鍵数削減をはかっている。
他の二つに比べると拗音の分覚えるキーが多いが、あまり使わない拗音は規則的に配置するなどの工夫がされている。
現在のバージョンはm3.00。
05/09/28
更新
05/09/21 より